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2回目の乳がん手術から3年たちました [病院]

3年前の今日9月25日、ふじくろは病院のベッドで明日の手術を待っていました。
乳がんの2回目の手術でした。

なぁ~んて書き出すとすごくシリアスになるので、普通に書きます。


手術前は主治医と何回も打合せをしました。
医療関係者の言葉で言うと『ムンテラ』です。
基本的には
1.どんな手術をするのか。
2.手術でおこりえる合併症のリスクとその承諾です。

2回目の手術でかなりいろいろな事情がわかってきた頃だったので、詳細なこともあれこれ質問し、何回も打合せを重ねました。

多忙な主治医には申し訳ないと思いましたが、なんといっても前回手術のときのような悲惨な目にあっては困るので、「どこからどこまでどんなふうに切るのか?」から「術後の酸素マスクをどうするか」といった細かいことまで打合せしました。

「悲惨な目」というのは....
たくさんありすぎて、とてもここに書ききれないので、いずれ書こうと思います。


余談1
ふじくろは手術後の酸素マスクが苦手で、あれをするとすごく呼吸が苦しくなって「このまま呼吸できないで死ぬんじゃないか」というくらいです。
酸素マスクの経験がない方は、海やプールでおぼれて呼吸が出来ないときのことを想像していただければ、わかりやすいと思います。

これは個人差や手術の差があるので誰でも必ずそうなるわけではありません。


 

終わってみれば想像していたほどの苦痛も無く、1回目の手術(6年前)よりもずっと身体は楽でした。

なので、金曜日に手術して次の週の火曜日(手術から4日目)に退院しました。( ̄∀ ̄*)!!


あれから3年。
早いのか遅いのか良くわかりません。
もっとずっと前の出来事だったような気もします。
シミジミ.....

 

乳がんの手術後しばらく(数年)は普通は定期的に検査をします。
触診、血液検査、肺レントゲン、マンモグラフィ(レントゲンの一種)、骨シンチ、CTなどなどです。

先日その定期検査を受けてきました。
結果
○触診・・・・・・・OK

○肺レントゲン(単純レントゲン)・・・・・・・・OK

○胸部エコー・・・・・・・OK

○血液検査・・・・・・・OK

でした。
骨シンチとCTはしていません。

 

腫瘍マーカーの(うちの一つの種類の)CEAは上がっていくのかな?と思ったのですが、今回下がりました。
腫瘍マーカーが(基準値を超えて)上昇していくというのは、がんの再発・転移の可能性が高いです。

赤矢印のように上昇するかも知れないと思っていたのですが、緑矢印のように下がりました。

 

もう一つ、血液検査で総コレステロールが下がりました
これまでの平均値は177ですが、今回は139でした。
(基準値は120~219mg/dl)

これはたぶん最近、積極的に食物繊維をとっているからだと思います


余談2
「食物繊維は小腸で胆汁酸を吸着して脂質やコレステロールが再吸収されるのを防ぐ働きがあります。」だそうです。
さらに「(コレステロール値の高い場合)余分なコレステロールが効率よく排出されるようにレシチンや食物繊維、ビタミンCを多く摂取しなければならない」ともいわれています。


 

と、ここまではいいのですが、肺レントゲンを2枚とるところ、失敗したので3枚撮りました。(;>_<;)
1.5倍被爆しちゃったじゃないか、もう!→主治医のK先生
(いつもは検査技師さんがするけどこの日はたまたまK医師がしました。)

怒り口調で書いてますが実際は、失敗した画像を見せてあれこれ失敗の説明をして「ごめ~ん」と謝るK医師に「うん、全然大丈夫だよ。」と笑って応えるふじくろでした。
やれやれ (; ̄ー ̄A


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コメント 7

pekopeko23

まえに心配してらした腫瘍マーカーの検査の結果が好転したのですね。
よかったよかった^^ 
酸素マスクで苦しくなることも有るのですね。知りませんでした(@_@)
by pekopeko23 (2006-09-26 10:21) 

ふじくろ

>>kasamaさん
毎度お騒がせしてスミマセンです。m(__)m

>3人に1人はガンで亡くなるらしいです
そうです、そして男性の2人に1人、女性の3人に1人は癌を経験する時代だとも言われています。

>がんについて調べていくと、いろいろなHPやブログに出会います
そうですね、多いですね。
初めてがんになったとき一番役に立ったのは、『経験談』でした。
医学的に専門な内容の、例えば乳腺専門医のかかれたHPなどももちろん大変参考になるのですが、経験者が書いた些細な出来事はとても共感できたりして、励みになりました。

例えば抗がん剤治療のときは、なるべくたくさんの水分を摂ると、余分な薬がはやく体外に排出されて、副作用も軽くなるとか、他にもイッパイあります。
こういうことは病院ではなかなか教えてもらえません。(一部熱心に教えてくれる病院もあります)
っていうか、医療関係者の人たちもがんの治療を自身で経験して無いので、細かいことまで良くわからないし、あまり関心を持っていないのが現状だと思います。

>ふじくろさんや他の多くの人たちと共にがんと向き合っていくことはできると思っています
わぁー、とってもありがたいお言葉です!!!
がんの治療を取り巻く環境は、日本は先進諸国の中でも遅れています。(手術などの外科的治療はトップクラスだそうですが、抗がん剤治療などの本来内科的な治療はこれからというところです。)
だから「がん難民」という言葉も生まれます。
例を挙げると長くなってしまうので、ここではかけませんが、一般的に世間では、がんに対する関心をあまりもたれていないことも遅れている原因の一つだと思っています。
そういう意味で、ふじくろの書いた記事がきっかけの一つになって、ひとりでも多くの人に関心を持ってもらえることが、何より嬉しいです。

とはいっても、がんになってもいない健康な方が興味を持つことなど、あまりないですけどね。(^ー^;

がんのことになると、ついつい力が入って長々と書いてしまいました。すみません。
でも、コメントありがとう!!! (*^ー^*)
by ふじくろ (2006-09-26 13:35) 

ふじくろ

>>pekorin_23さん
コメントありがとうございます!!
おかげさまで全くの健康体です。

>酸素マスクで苦しくなることも有るのですね。知りませんでした
本来ははやくたくさんの酸素を体内に取り込んで、体の回復を助ける役目のようですが、ふじくろの場合は苦しくて死にそうでした。(^ー^;
ちなみに呼吸器の疾患はありません。
1度やって懲りたので、2回目は鼻から吸入するタイプ(チューブ)のものにしてもらいました。
by ふじくろ (2006-09-26 13:48) 

ぽんこ

いろいろな検査、大変だね。
酸素マスクで苦しくなる感じなんとなくわかる気がする…
ぽんこは去年MRIに入ったときに閉塞感がすごくあって
慌ててドクターコールブザーを鳴らしてしまったの。
MRIなんてただ横になって寝てればいいだけなんだけど…
それから閉所恐怖症になっちゃった(;_;)
by ぽんこ (2006-09-26 21:18) 

ふじくろ

>>ぽんこさん
コメントありがとうございます。

>それから閉所恐怖症になっちゃった
それは大変でしたね。
でもそういう方は少なくありませんね。良く聞きます。
MRIは1回やったことがあります。あの「非常警報」を思わすような音が耳栓をしていても聞こえてきて、ちょっと焦りますよね。
by ふじくろ (2006-09-26 23:29) 

りーぽん

第二の誕生日祝3歳という感じでしょうか。この日を迎えられたのも、ふじくろさんの綿密な情報収集、体調管理・維持、生き甲斐をもって生活すること等々の賜物だと思います。本当におめでとうございます。
by りーぽん (2006-09-29 02:49) 

ふじくろ

>>りーぽんさん
ありがとうございます!
そうですね、本当にズバリ第2の誕生日です。ようやく3歳になれました。
(^-^)
でもこの「第2の誕生日」っていう発想がすごい! りーぽんさんは鋭い感性をお持ちですね。
by ふじくろ (2006-09-29 22:50) 

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