破局 [LOHASとスローライフ]
今回はとても暗~いお話です。
今までそれほど真剣に考えたことの無かった地球温暖化問題。
今年の夏が異常に暑かったこともあったせいなのか?、最近メディアで「地球温暖化」を取り上げるのが目につく様になった気がします。
科学雑誌「Newton」(ニュートン)2007年8月号の『地球温暖化』特集で、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)などの様々なデータをもとにした詳しい記事が載っていました。
Newton (ニュートン) 2007年 08月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: ニュートンプレス
- 発売日: 2007/06/26
- メディア: 雑誌
読み終わってみると、溜息が漏れました。
うすうす気づいていたけど、温暖化はもう止められないのですね。
どんなにがんばってCO2を削減しても、温暖化への進行スピードを緩めることしかできないと.....。
(あくまで研究者達のデータをもとにしたコンピュータ上のシミュレーションですが、1990年から始まって4回目の報告なのでかなり精度も上がっているのでは?と想像します。)
温暖化でおこると言われていることは
深刻な水不足
サンゴの絶滅から始まって40%以上の生物の種が絶滅
食料不足
洪水、暴風雨
感染症、熱中症の増加
海面上昇
などなど書ききれないくらい、他にもいっぱいあるようです。
そして全ての影響は、もうすでにジワリジワリと進行しているのですね。
感染症の心配では、今のところ日本ではあまり話題になっていませんが、マラリア、デング熱、西ナイル熱が増えている事をナショネルジオグラフィックで知りました。
熱中症の心配は、日本でも以前より良く耳にするようになりました。
食料不足の心配は、朝日新聞によると米の品質は年々低下しているそうです。
コメの高温障害も一因だそうです。
九州では脱コメ作りの検討が必要なところまできているらしいです。
そして原因ははっきりしないものの、戻りガツオの南下が遅れていて、気温の上昇が関係ないとはいえないそうです。
身近なところでは、湘南海岸が少しずつ後退しているそうです。
じわじわと海面も上昇しているのかもしれません。
そうなんだ......
もう地球は元には戻らないんだ......
CO2を全く排出しないとしても進んでいってしまうのなら、なす術が無いですね。
地球の破局は避けられないけど、そこに至るスピードは努力次第では緩めることができる。
それはまるで進行がんのようです。
進行がんになると死は避けられないが、治療で幾分スピードを緩められる可能性があるという事実に、そっくりです。
最初は特にこれといった症状がないので実感が無くても、確実にがん細胞は増殖して苦痛は増していき、やがてモルヒネなしでは耐えられないほどのとんでもない苦痛を伴うところもそっくり。
そう思い至った時、地球温暖化は急に現実的な問題になりました。
そして、絶望感も....
「百万人のキャンドルナイト」の真似をして、一人で部屋でロウソクを灯してみたところで、むなしい抵抗です。
部屋の明かりを消すと、窓から入ってくる空のトワイライトブルーがテーブルに映って、とても綺麗!
地球がどんな運命にあろうとも、そんな「今この瞬間」のささいな幸せを、感じずにはいられない晩夏の夕暮れでした。
( ̄□ ̄;)マジ!?、一度温暖化に向かうと、CO2を全く排出しなくとも進行する。。。『地球温暖化対策』は温暖化の防止ではなく温暖化の遅延というワケですか。人類が永遠に栄えるとは思っていませんが、温暖化の影響は近い将来に表れるのですね。
クールビスや省エネなど、身近なところでやっている温暖化も期待したほどの効果がないなら、むなしい限りです(キ▼д▼;)トホホ・・
by kasama (2007-08-31 01:28)
こんばんは。^^
う~んと暗くなるような。問題ですね。^^;
多分私たちの次の世代では、今までの様な便利な生活を諦めなくてはいけない様なことに成るかもしれないですね。でも、しわ寄せは、弱体な国家の一市民に。
今の時点で難民化している人の数を思うと、30年、50年先は・・・。
今年の夏は、鰹のたたきばかりを。刺身に出来るような鰹はお目にかかれなかったです。^^;
by keykun (2007-08-31 02:09)
もう地球は元には戻らない!
地球自身が一皮むてきれいにしようと
雨風を激しくしている気がして恐いこのごろです。
もどれないけど少しでも早く止まる方向にもっていくことは出来そうなので
小さな努力、この夏はお風呂で水浴びをたくさんしました。
先進といわれていた国々のせいで
名も知らない南の小さな島が沈む心が痛いです!
by rira (2007-08-31 09:22)
追記~です。 ^^
百万人のキャンドルの写真は、百万ドルの価値かも!!
綺麗です。^^)
by keykun (2007-08-31 10:48)
こんにちは
地球に暮らす生き物は何億年ものゆっくりとしたペースで入れ替わってきたけれど、人間はそのペースを速めてしまった・・ということなのかな。
人間が自然を破壊してきたそのしっぺがえしを 近い将来 受けるときが来るのでしょうか。
でも、もうだめだよと諦めてしまうのは、次世代以降の人たちに申し訳ない気がしますね。。
そうそう そういえば、うちの壊れたDVDレコーダーが修理から昨日帰ってきました。5年くらい前のものなので、保証期限切れで修理費19800円でした^^;
洗濯機も変な音がするようになって買い替えかと思っていたのですが、これは何故か昨日突然勝手に直りました^^;よかった~
by pekopeko23 (2007-08-31 11:08)
以前岩郷さんの写真展から地球破壊の話題がでましたよね。世界ベースで少しずつ意識が高まってきているようですが、人間が進歩を求め続けてきた結果の薬の副作用的なものなのでしょうか?全世界的に小さな自分達ち出来る事をきめて1人1人が自覚してすこしでも破壊をおくらせる事に責任を持つ教育が必要ですね
道産子の私、(氷で出来てるわけではないけど)強烈な太陽がこわくて
8月は閉じこもり生活でした。クーラー温度罪悪感おぼえながら26.7.℃にしてました。運動不足、故に、老化が2,3年分一挙に進み此方がだいぶ破壊が進んできてしまいました。
by 頑バーバ (2007-09-01 16:46)
皆様、コメント&niceありがとうございました。
土曜日に伊豆旅行から帰ってきたので、お返事が遅れてしまいました。
すみません。m(__)m
>>kasamaさん
詳しいことはわかりませんが、「温室効果ガス分子の振動→熱が発生→再放射が起こる→さらに地表が暖まる」で、温暖化の加速度を増していくらしいです。
本当にむなしいですよね。
「じゃぁ、何もしなくていいのかな?」と自分自身に問いかけてみることも....
どうやら何もせずにはいられないタチのようです。
最近、白熱電球を電球型蛍光ランプに替えてみました。(^-^)
>>keykunさん
そうですね、次の世代の人たちはどうなっていくのでしょうね。
手間や時間を省く生活は、結局真綿で首を絞めていたのかもしれませんね。
何十年かしたら、ホッキョクグマ、ジャイアントパンダ、ベンガルトラ、ウミガメは、地球上から消えているかもしれませんね....
日本の近くの戻り鰹はどうして戻ってこないのでしょうね?
キャンドルナイトの写真....空の美しさに感動しながら撮りました。(^-^)
>>riraさん
日本では洪水と暴風雨が増える可能性があるそうですね。
わかっているのなら、誰か対策を.....と思ったりしています。(やってるのかな?)
横浜市では最近、雨が染み込む道路というものを取り入れているそうです。(予算がないのでわずかな割合ですが)
ふじくろもエコバッグ持ってお買い物に行ってます。(^^)
何もしないよりはいいかも....と思いつつ。(^ー^;
>>pekorinさん
産業革命以降、温暖化は進んできて、ここ50年、25年はさらに急速に加速度を増しているそうです。
私たちの世代はどうすればよいのでしょうね?
やっぱり親としては次の世代のことがとっても気になりますよね。
DVDレコーダーがなおって良かったですね。(^^)
洗濯機は、pekorinさんの想いが通じたのかな.....家族のために忙しい毎日を送るお母さんに洗濯機が同情したかもですね(^⊇^)
>>頑バーバ さん
あの写真展でいろいろな写真やビデオを見て「ただならぬ事態が起こっているのかも....」と感じました。
以来、『温暖化』の3文字はいつも心の隅に引っかかっています。
ふじくろもこの夏は引きこもり生活でした。
あまりの暑さに熱中症が恐くてお買い物にもいけませんでした。(* ̄ー ̄)
最近少し涼しいので、楽になりましたね。これで頑バーバさんの元気が盛り返せますように....
by ふじくろ (2007-09-02 18:43)
もう止められないんですね。
ぽんこもしょっちゅう車乗ってるし
どこかで少しでも食い止めることはできないものかなぁ…
と考えるのですがねぇ。
by ぽんこ (2007-09-08 12:10)
>>ぽんこさん
今の便利な生活をなかなか変えられませんよね。
車だってなくては困るし.....
個人の努力では、焼け石に水なことがわかっていても、何かせずにはいられない気持ちになってしまいますね。(^⊇^)
by ふじくろ (2007-09-08 22:01)