「命めぐる海」写真展に行きました [LOHASとスローライフ]
「海中写真の写真展やってるから見に行こうよ。」
という娘の誘いを受けて、
中村征夫(なかむらいくお)写真展 「命めぐる海」(日本橋三越)に家族で出かけました。
詳細はここをクリックしてください。(三越のホームページ内にいきます)
場内はおおまかに「ミクロネシア」「東京湾」「紅海」3つのゾーンに分かれていて、それぞれ写真展示と映像観賞で構成されていました。
最初の「ミクロネシア」のゾーンでは、南の海の鮮やかな写真を観ては
「わぁ〜、綺麗!」とか
「この写真どうやって撮ったのだろう?」とか
感動しながら、微笑みながら、考えながら
時々眼鏡を外して、目を写真にくっつけるようにして観ていました。
次の「東京湾」のゾーンに移ってから、しばらく数枚の写真を観賞したところで
「ん? なにかおかしい....」と、思い始めたのでした。
最初は自分でもなぜ違和感を感じているのかわかりませんでした。
少し考えて、答えは見つかりました。色がおかしいのです。
写真展で観賞するといつも「あぁ、こんな素敵な写真を1度でいいから撮ってみたい。」と思うのがふじくろの常です。
自分で撮るときの参考にするために、構図や配色や露出なんかを想像しながら観ています。
それでそんなふうに観ていると「東京湾」ゾーンはおかしいのです。
極端に言ってしまうと”色が無い”のです。
会場内は撮影禁止なので、写真は撮っていませんが、図録を購入したので興味がある方はちょっとご覧ください。
「ミクロネシア」の写真
こんな感じでたくさんの写真が続きます。
「東京湾」の写真
こんな感じでたくさんの写真が続きます。
図録は著作物なので画像解像度を最低にして控えめに掲載しました。
なので何が写っているかは、よくお分かりにはならないと思います。
でも上の写真の色の感じだけ観ていただくと、少しふじくろの言いたいことも伝わるかもしれません。
「東京湾」ではすべてのものが灰色で、汚泥が海底に積もっています。
メインの被写体の魚などには(撮影のときの)ライトがあたっているので、色が鮮やかですが、
それ以外のものは濃い灰色に覆われていて、何がなんだかよくわかりません。
もちろん知識としては、東京湾が綺麗な海ではないことを知っていました。
でもこうしてたくさんの写真で目の当たりにすると、軽い衝撃さえ覚えます。
「こ、こんなに汚かったんだ.....」と、感慨無量となりました。
「同じ海なのにどうしてこんなに違うのだろう....」と、少し重い気分に浸りました。
長い休みの数ヶ月前には、駅に旅行のパンフレットがたくさん並んで、
ふじくろもチャンスがあれば「海に潜りたい」と常々思ったりしている訳ですが、
自分の周りの海は汚しておいて、綺麗な海を求めて海外へ赴くなんて
考えてみれば私たちのエゴそのものですね.....
この写真展でそれを強く感じました。
余談;
帰りに中村氏に図録にサインしていただいたときのこと
娘が自分の名前をメモの紙切れに書いて、氏に差し出すと
「うちの娘と同じ名前だ」と、笑顔のリアクション。
読みは違うけれども、同じ漢字2文字だそうです。
娘は珍しい名前(漢字)だけに、今まで同じ漢字の方を見かけたことが無かったのですが
20年目にして初めて出会い、名前を付けた親としてはビックリ!
なんだか親近感を感じてしまいました。(^^)
本日は小雨が降ったりのお天気でしたが
いい写真展に出会えて気持ちがスッキリと、そして豊かな気分にもなれました。(*^o^*)
という娘の誘いを受けて、
中村征夫(なかむらいくお)写真展 「命めぐる海」(日本橋三越)に家族で出かけました。
詳細はここをクリックしてください。(三越のホームページ内にいきます)
場内はおおまかに「ミクロネシア」「東京湾」「紅海」3つのゾーンに分かれていて、それぞれ写真展示と映像観賞で構成されていました。
最初の「ミクロネシア」のゾーンでは、南の海の鮮やかな写真を観ては
「わぁ〜、綺麗!」とか
「この写真どうやって撮ったのだろう?」とか
感動しながら、微笑みながら、考えながら
時々眼鏡を外して、目を写真にくっつけるようにして観ていました。
次の「東京湾」のゾーンに移ってから、しばらく数枚の写真を観賞したところで
「ん? なにかおかしい....」と、思い始めたのでした。
最初は自分でもなぜ違和感を感じているのかわかりませんでした。
少し考えて、答えは見つかりました。色がおかしいのです。
写真展で観賞するといつも「あぁ、こんな素敵な写真を1度でいいから撮ってみたい。」と思うのがふじくろの常です。
自分で撮るときの参考にするために、構図や配色や露出なんかを想像しながら観ています。
それでそんなふうに観ていると「東京湾」ゾーンはおかしいのです。
極端に言ってしまうと”色が無い”のです。
会場内は撮影禁止なので、写真は撮っていませんが、図録を購入したので興味がある方はちょっとご覧ください。
「ミクロネシア」の写真
こんな感じでたくさんの写真が続きます。
「東京湾」の写真
こんな感じでたくさんの写真が続きます。
図録は著作物なので画像解像度を最低にして控えめに掲載しました。
なので何が写っているかは、よくお分かりにはならないと思います。
でも上の写真の色の感じだけ観ていただくと、少しふじくろの言いたいことも伝わるかもしれません。
「東京湾」ではすべてのものが灰色で、汚泥が海底に積もっています。
メインの被写体の魚などには(撮影のときの)ライトがあたっているので、色が鮮やかですが、
それ以外のものは濃い灰色に覆われていて、何がなんだかよくわかりません。
もちろん知識としては、東京湾が綺麗な海ではないことを知っていました。
でもこうしてたくさんの写真で目の当たりにすると、軽い衝撃さえ覚えます。
「こ、こんなに汚かったんだ.....」と、感慨無量となりました。
「同じ海なのにどうしてこんなに違うのだろう....」と、少し重い気分に浸りました。
長い休みの数ヶ月前には、駅に旅行のパンフレットがたくさん並んで、
ふじくろもチャンスがあれば「海に潜りたい」と常々思ったりしている訳ですが、
自分の周りの海は汚しておいて、綺麗な海を求めて海外へ赴くなんて
考えてみれば私たちのエゴそのものですね.....
この写真展でそれを強く感じました。
余談;
帰りに中村氏に図録にサインしていただいたときのこと
娘が自分の名前をメモの紙切れに書いて、氏に差し出すと
「うちの娘と同じ名前だ」と、笑顔のリアクション。
読みは違うけれども、同じ漢字2文字だそうです。
娘は珍しい名前(漢字)だけに、今まで同じ漢字の方を見かけたことが無かったのですが
20年目にして初めて出会い、名前を付けた親としてはビックリ!
なんだか親近感を感じてしまいました。(^^)
本日は小雨が降ったりのお天気でしたが
いい写真展に出会えて気持ちがスッキリと、そして豊かな気分にもなれました。(*^o^*)
こんばんは。^^
命めぐる海。写真展~
ご家族での鑑賞ですか。それだけで豊かな時間ですね。^^
海洋の汚染は眼に見える汚染。眼には視えない深刻な汚染。何れも後戻り出来ない様な所まで来ているように思います。^^;
生態系に深刻な影響を及ぼして堆積させた化学物質の、総量も半端ではない筈ですので。
最悪の透明度が生きたプランクトンの活動だと良いのですが。^^;
釣りで海に遊ぶ限りは、環境への負荷も最低限に心がけたく思います。
by keykun (2008-05-03 00:02)
確かに色がないですね。
黒い・・・
同じ海なのにこの違い、しかも身近な方が色のない海・・・なんか考えちゃいますね。
by chakky (2008-05-03 09:18)
>>keykunさん
「海洋汚染」という言葉....小学生ぐらいのときから知っていたような気がします。
子供向けTV番組にも、それをモチーフにした怪獣が出ていたような....
「ヘドロ」という言葉もよく聞きました。
それほど深く関心を持っていなかったあの頃と比べて、今では海は「潜りたいもの」となり、関心度が全然違ってきました。
チャンスがあれば、いつか東京湾に潜ってこの目で確かめてみたいです、その汚染具合を。(^▽^)丿
>>chakkyさん
頭では理解していてもこうしてたくさんの写真を目の前にすると、その違いに愕然としてしまいました。
身近な海が無彩色の世界....って悲しいですね。
by ふじくろ (2008-05-03 15:31)
新聞広告でこの写真みましたー。
魚の形の岩場の中にお魚が~って。
インパクトの強い写真ですよね。ブルーも美しくて。
実際見てみたいです。
by ぽんこ (2008-05-03 22:58)
地球上ですべてが廻っているんですよね
海の色分かっていても目で見比べると
ショックで悲しいですね!
by rira (2008-05-05 11:49)
>>kasamaさん
そうなんですか、美しくなったのですか。
掲載した2枚の写真は1977〜2002年に撮影されたもので、撮影のライトがあたっていても、海底は濃いグレーなんです。(>_<)
少し動くとフィンで海底の汚泥を巻き上げてしまうので、撮影には苦労されたのではないかと想像しています。
>>ぽんこさん
魚の形の岩のくり抜きに、同じような形のお魚が偶然通りかかって、すかさず撮影したそうです。
傑作ですよね〜。(^^)
実物の写真を前にしたとき、「あぁー、どうしてこんな写真が撮れたのだろう。自分も撮ってみたい!」と、うらやましい溜息が漏れました。
>>riraさん
>すべてが廻っているんですよね
会場の写真のいくつかには死んだ魚介類が写っていて、コメントを読むと「この死骸もほかの魚介類の餌になり決して無駄にはならない。」と、ありました。
展示会のタイトルからも、中村氏が一番伝えたかったことかもしれませんですね。(^-^)
by ふじくろ (2008-05-05 14:28)