『乳がん体験記(1) 胸のしこりに気づいた夜』 [乳がん体験記]
このページは『乳がん体験記(0) はじめに』の続きのページです。
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このページは普段のブログ記事とは分けて、「体験記」として過去の出来事を書きました。 ふじくろは1回目の手術が2000年、2回目の手術が2003年と、 かなり年月が経ってしまいました。 この体験記にでてくる情報はかなり古い情報もあり、現在の医療現場では、あてはまらない場合があることもご了承ください。 また、同じ乳がんでも、受ける治療は様々であることをご理解ください。
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1999.11.18 晴れ
40歳のときのこと。
ベッドに入ってからすぐには眠れない質で、しばらくは読書する習慣でした。
その日も、ウトウトしてきて、そろそろ寝ようかと....
そう思ったときのことでした。
本を右手に持ち、仰向けの姿勢で左側のテーブルに置いて手を引っ込めようとしたとき、右手指先がナニカに触れました。
左胸の殆どワキに近いところに、しこりのようなものがあります。
大きさは親指の第一関節くらいでした。
皮膚の変色などは無く、ビー玉が埋まっているような感じでした。
体を起こして、指でしこりに何回も何回も触れてみました。
押すと、少し痛みがあったように記憶しています。
「もしかしたら乳がん....?」
直感的にそう思いました。
当時は乳がんに対する知識は全くありませんでした。
医療機関の検診に行ったことが無いのはもちろん (^ー^;
自己検診もしたことがありませんでした。
突然の出来事に、困惑し、戸惑い....
その不安を一人では抱えきれず....
隣室でまだ起きていた娘(当時小6)にしこりをみせて、意見を聞いたように覚えています。
「確かに(しこりが)あるよね? 私の思い違いじゃないよね....」と。
なぜこんな行動をしたのか、今考えるとまったくわかりません。(^ー^;
この時点で、どういうわけか”がん”を確信していました。
当時自宅にあった「家庭の医学」という本を娘に見てもらいました。
かなり古い本で「早期ならば手術だけで治る」と書いてありました。
それで少し安心したのを覚えています。
どうしていいかもわからず、かつてないほどの不安な夜でした。
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更新:2008.08.08
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