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映画『未来を写した子どもたち』 [映画]

 
 
 
Born Into Brothels: Calcutta's Red Light Kids
オリジナルタイトル訳(売春宿に生まれて:カルカッタの赤線区域の子どもたち)
邦題 : 未来を写した子どもたち

第77回アカデミー賞最優秀ドキュメンタリー賞受賞。

公式ホームページ http://www.mirai-kodomo.net/
official site : http://www.kids-with-cameras.org/bornintobrothels/film.php

TOP1.jpg
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Country: United States
Directed by: Ross Kauffman, Zana Briski
Cast: Avigit

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あかせん‐くいき【赤線区域】
売春を目的とする特殊飲食店街。警察などの地図にその地域が赤線で示されていた。
-------------------------------------------国語辞典より----------------------------------------

ドキュメンタリー映画。
インドのカルカッタのある地区。
そこは売春宿が並び、貧しい人たちが住んでいる地区です。
辻に女たちが立ち、客引きをします。

そんな環境に生まれ育った子供たち。
女の子はいずれ売春婦に、男の子は女の世話役になっていくそうです。

子供たちをなんとか救い出したくて、写真家ザナ・ブリスキが写真教室を開きました。

ザナzanawithcamera2_large.jpg



 
 



予告(真ん中または左下の三角マークボタンをクリックすると再生されます)





ザナの写真教室で、写真を撮ることを初めて知った子供たちはイキイキとしていました。

bib_sub2_large.jpg




皆、明るくて表情が豊かです。
屈託なくよく笑います。
目は輝きにあふれています。

彼らの目線で撮る写真も素晴らしいものばかり!

gour-running_large.jpg


観ているこちらの方が元気をもらいました。(*´▽`*)

....というよりも、
いつも自分が撮っている写真がつまらないものに思えてきました。
(映画鑑賞中にちょっと落ち込んだふじくろでありました。)
子供たちの写真を見て、「あぁ、写真を撮るって楽しいな!」と、写真で自分を表現することの楽しさについても改めて認識しました。(*^ー^*)

gourcabride_large.jpg





売春街の子供たちは、他の子供たちが通う学校に行けません。(;>_<;)
通学している子供の保護者達の、理解が得られないからという理由のようです。

しかたなく、ザナは寄宿制の学校に通わせようとします。
役所(と思われるところ)がいい加減で、子供たちの身分証明証などを発行してもらうのも苦労します。
さらに売春街の子供の場合は、HIV検査が陰性の証明が必要だったり。


もっと困ったことには、売春街の親には子供を学校に行かせることに反対な人もいます。
子供の教育には全く興味などなく、ハシシ(マリファナ)中毒で、死んだ魚の目をしている父親なども....

bib_sub3_large.jpg




ようやく入学できた学校も....
結末はご覧になってのお楽しみです。(^◆^)







-----------------------------公式ホームページより抜粋----------------------------------------
皆様から頂いた「未来を写した子どもたち」の映画鑑賞料からの収益の一部(売り上げの1%)は、子ども支援基金「KIDS WITH CAMERAS」へ寄付されます。
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個人的評価 星5つ★★★★★が最高です。
映像美   ★★★★
音響    ★★
ストーリー ドキュメンタリーなので未評価
総合    ★★★




*劇場情報
シネスイッチ銀座 11/22~
ゆったりと落ち着けるシート。先着順入場。金曜レディースデー 900円。スクリーン大きくて高め位置。

札幌   シアターキノ     今冬公開
苫小牧  シネマ・トーラス   今冬公開
宮城   仙台チネ・ラヴィータ 2008.12.20
群馬   シネマテークたかさき 2009.1.31
大阪   梅田ガーデンシネマ  2008.12.27
神戸   神戸アートビレッジセンター 今冬公開
京都   京都みなみ会館    2008.12.27
三重   伊勢進富座      2009.2.14
愛知   名古屋シネマテーク  2009.1.10
新潟   シネ・ウインド    今冬公開
金沢   シネモンド      2009.1.24
福岡   シネテリエ天神    2009.1.3
宮崎   宮崎キネマ館     2008.1.17 →コピペなのですが....??
熊本   デンキカン松竹1・2  今冬公開
沖縄   桜坂劇場       2009.1.24


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コメント 9

keykun

こんばんは。^^
やはり~OSAKAでは、梅田ガーデンシネマ。
ここまで出掛けたい衝動に駆られる映画ですね。^^;
当日は仕事。子供達の写真の素晴らしい事は、すべてに好奇心の塊・・・。
子供達の絵を見ても理解できますね。^^)v
地球が静止する日。・・・今日見てきましたが・・最悪でした。^^;;

by keykun (2008-12-22 01:02) 

ふじくろ

>>keykunさん
今年観たドキュメンタリー映画の中では最高でした!
さすが、アカデミー賞受賞作品。
やっぱりどうがんばっても、子どもたちの好奇心には勝てませんね。(´▽`)

『地球が静止する日』...ご覧になったのですね。
いくつかのblogにお邪魔して感想を拝見したのですが、
今ひとつ評判が芳しくないようで....(^◇^;)
by ふじくろ (2008-12-22 01:23) 

向日葵

観に行くのに「ちょっと」覚悟が要りそうですね。

でも「こういった問題」は世界中で考えていかなければなりませんね。
by 向日葵 (2008-12-22 02:17) 

ふじくろ

>>向日葵さん
「売春宿、貧困」からイメージするドロドロさは、あまり感じませんでした。
淡々とドキュメンタリーが綴られていく...そんな感じでした。
取材や撮影の困難な場所での偉業に、拍手したくなりました。(^^)
by ふじくろ (2008-12-22 11:37) 

ふじくろ

>>dukeさん
niceありがとうございました。
by ふじくろ (2008-12-22 11:43) 

タロウ

日本は何だかんだ言っても裕福な国だから、産まれながらに人生が決まってるなんて事も少ない訳で、社会性の違いって言っても考えさせられちゃいますよね~。
かと、言って自分の財産全て寄付する気にも当然ならない訳で・・・。
心に響く映画とみた!(⊃д⊂)
by タロウ (2008-12-22 21:56) 

ふじくろ

>>miopapaさん
>>ぽんこさん
>>SilverMacさん
niceありがとうございました。



>>タロウさん
そうなんですよ、売春街から子どもたちが脱出するのは容易なことではないんです。(;>_<;)
お金もかかりますしね。
出自で運命が決まってしまう子どもたちを見るのは、切ないです。(;_;)
by ふじくろ (2008-12-23 00:18) 

rira

日本でも路上で寝起きする子が
格差社会・・・・・・・
世界中の人が手をつなぎ合える世界
飢える子がひとりもいない世界
どうぞ実現しますように(^^♪
by rira (2008-12-26 16:47) 

ふじくろ

>>筍ENTさん
niceありがとうございました。



>>riraさん
売春街の子供たちは、いろんなものに興味津々で、
表情もゆたか。
笑顔がこぼれ落ちてます。(^^)
でも、このまま住み続けていれば豊かな生活は望めないのでは?という感想を持ちました。(T_T)
by ふじくろ (2008-12-26 21:57) 

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