多段NAT(2重ルータ)をMacで調べる [エレクトロニクス]
自宅にルータが2つ(またはそれ以上)あると、多段NAT*(2重ルータ)になってしまってオンラインゲームやネットワークカメラがうまく作動しない時があります。
* NAT : ナット、Network Address Translation
この場合はNATが2つ以上あることが原因なので、1つにすると解決することがあります。
自宅のネットワークが多段NATになっているかどうかを調べるには、
Windowsならtracertコマンド、Macはtracerouteコマンドを使いますね。
Macでの簡単な調べかたについてまとめ記事を書きました。
ネットワーク構成 |
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ここではこんなネットワークになっていると仮定して説明しています。
例
SoftBank ADSL レンタルモデムルータ Trio3G Plus (トリオモデム3-G plus)
Apple 無線LANルータ AirMac Express 第2世代
インターネットプロバイダーからレンタルしているモデムルータに無線LAN機能がついていないため、自前で無線LANルータ(AirMacベースステーション)を調達してつなげています。
このままではNATが重複するので、
NATとDHCPはレンタルモデムルータ、無線LAN機能だけAirMacベースステーションの仕事になるよう設定しています。
確認する |
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「ターミナル」アプリを使う方法 |
過去記事「So-net,eAccessで我が家の無線LAN 4【無線LANルータ編】」http://fujikuro.blog.so-net.ne.jp/2009-12-06-1 の「*ルータが2重になっているかどうかを調べるには?」をご参照ください。
「ネットワークユーティリティ」アプリを使う方法 |
「Traceroute」タブの上の枠に"www.apple.com"や"www.yahoo.co.jp"などと入力して、右の「Trace」ボタンをクリック
最近は通信相手(ホスト)がアスタリスクで隠されていてよくわからなくなりましたが、自宅内が多段NAT(2重ルータ)の時は、
192.168.xxx.xxx (最初の数字が192)または
10.xxx.xxx.xxx (最初の数字が10)または
172.xxx.xxx.xxx (最初の数字が172)の行が複数表示されるはずです。
↓ルータが1つしか無い(1か所でNAT)時の例
ここでの例ではレンタルモデムルータのNATを有効にして、無線LANルータのNATは無効にしています。
ルータの設定画面で確認する |
ルータ(SoftBank ADSL レンタルモデムルータ Trio3G Plus)の設定画面でNATが有効になっていることが確認できます。
1. ブラウザのurl窓にモデムルータへのアクセスのIPアドレスを入力
2. セットアップメニューの「詳細設定モード」
3. ルータ機能 >NAT →有効 (NATが機能している)
AirMac Extreme の設定画面NATが無効(ブリッジ)になっていることが確認できます。
1. AirMacユーティリティを起動
2. AirMac Extremeをダブルクリックして「編集」ボタン
3. 「ネットワーク」タブの「ルーターモード」を確認
→ 切(ブリッジモード) (NATは機能していない=ルータの機能は果たしていない)
ちなみに、この例の逆のパターンでNATを1つにしてもOKです。
(レンタルモデムルータはNAT機能を無効にして、無線LANルータのNATを有効にする)
【関連記事】
AirMacベースステーションでIPアドレスを固定する方法[図解]
http://fujikuro.blog.so-net.ne.jp/2015-10-22
2014-12-13 22:18
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