Apple 2ファクタ認証の確認コードを自動音声電話やSMSで受け取る [エレクトロニクス]
離れた場所にいる家族のアカウントでicloud.comにアクセスしなければいけない急用が発生しました。
2ファクタ認証の「確認コード」は離れた場所にいる家族のiPhoneに送られてしまい(これで正常なのですが)、どうにか自分の手元の携帯電話で確認した時の記録です。
今回のようなシチュエーションはそうそうないと思いますが、
iCloudやiTunesやAppストアへサインインしようとしているデバイス以外に、下記の両方に当てはまる場合に有用な方法だと思います。
・すでに 2ファクタ認証でサインインを済ませているiOS 9以降を搭載した iPhone、iPad、iPod touchを持っていない
・すでに 2ファクタ認証でサインインを済ませている10.10.x(El Capitan) 以降を搭載した Macを持っていない
なお、あらかじめ「信頼できる電話番号」として登録しておいたデバイス(確認コード受信用)が必要です。
環境 |
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・iCloudへサインインして「確認コード」を送信、入力したいデバイス:MacBook 15inch Early2008, macOS El Capitan
・「確認コード」を受信したデバイス:SoftBank携帯電話(SMS機能付き)
参考 |
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信頼できるデバイスを使えない場合や確認コードが届かない場合はどうすればよいですか?
https://support.apple.com/ja-jp/HT204915#FAQ
Apple ID の 2 ファクタ認証
https://support.apple.com/ja-jp/HT204915
手順 |
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1 SafariでiCloudへサインイン
本来はこの時点で「確認コード」は離れた場所にいる家族に送られていますので電話やメールで聞けば良いのですが、今回はそれができない状況でしたのでどうにかして自分の手元に送りたかった次第です。結局「確認コードを受け取れない」状況と同じ対処になります。
2 「確認コードを受信していませんか?」をクリック
3 「電話番号を使用」をクリック
4 自分の手元にあるSoftBank携帯の電話番号をクリック
5 SoftBank携帯にSMSが届く
6 MacのSafariで確認コードを入力
7 「次に進む」をクリック
8 「信頼する」をクリック
信頼できるデバイスを追加 |
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万が一に備えて信頼できるデバイスを追加で登録しておくと、いざという時に役に立つと思いました。
この「信頼できるデバイス」は基本的に自分が所有している(自分の Apple ID でサインインしている)Apple社製のデバイスです。
iOSデバイスの場合はシングルユーザー前提なので家族のデバイスを登録することはできませんが、Macの場合はマルチユーザーで家族共有ができますので、1台のMacに複数(家族のぶんだけ)のログインアカウントを作り、それぞれでApple IDでサインインしておけば信頼できるデバイスになります。
例えば、家族のMacに自分のログインアカウントを作成し、Apple ID でサインインしておくと自動的にそのMacが「信頼できるデバイス」として自分の Apple ID に登録されます。
macOS Sierra: Mac のユーザ、ゲスト、およびグループを設定する
https://support.apple.com/kb/PH25796
信頼できる電話番号を追加 |
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登録するデバイスは電話またはSMSできるデバイスで、Apple社製に限らずなんでもOKです。固定電話も登録できます。
2つの追加方法があります。
1つは「信頼できる電話番号を常に最新の情報にしておく」https://support.apple.com/ja-jp/HT204915 に記載されているように、ブラウザでApple ID アカウントのページにアクセスして「編集」ボタンから追加する方法。
もう1つはMacのシステム環境設定>iCloud>「アカウントの詳細」>「セキュリティ」から追加する方法です。
1 左下の「+」ボタン
2 電話番号を入力して、確認方法をSMSか音声通話(自動音声案内)から選択します。
3 1〜2分ほどで、携帯電話に電話がかかってきます。「こんにちは〜」から始まって確認コードが2回読み上げられます。
4 Macに戻って今聞いた確認コードを入力すると、「信頼できる電話番号」が追加されます。
ここでは音声通話を選んでいますが、車の運転中や電車内で出られないことがありますから、SMS対応の電話ならSMSを選んだほうがいいですね。
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