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AmazonプライムフォトへSynology NAS の画像を同期・バックアップする [エレクトロニクス]

 

Synology NAS に大量の画像や動画を保存して使っています。
普段はNASに接続した外付けHDDにバックアップを取っていますが、自然災害などの万が一に備えて、クラウドへのバックアップも考えてみました。

Amazonプライム会員で、画像データだけなら容量無制限で追加費用がかからずにバックアップ(正確には同期・アップロード)できます。動画は無料範囲では無理なので、そのうち何か良い方法を考えることにしました。今回はとりあえず画像データのみ対象です。


 


 環境

Synology NAS DS116 DSM 6.1.7-15284

[Amazonのクラウドストレージまとめ]

Amazon Drive :  Amazon会員なら誰でも5GBまで無料。有料プランでストレージの容量を追加も可。写真や動画をアップロードできる。
 https://www.amazon.co.jp/gp/feature.html?ie=UTF8&docId=3077664656

Amazon プライムフォト : プライム会員(有料)向けの容量無制限フォトストレージサービス。写真(画像ファイルとして認識されるファイル)を容量無制限でアップロードできる他、ドキュメントや動画を5GBまでなら無料でアップロードできる。
 https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=5262648051
 https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201480950

Amazon Driveおよびプライム・フォトで、対応しているファイルのフォーマット
 https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201634590

簡単にいうとAmazonプライム会員になると、無料で5GBまでドキュメントや写真、動画などを Amazon Drive に保存できるようになり、さらに画像だけは容量無制限でAmazon Driveに保存できます、ということです。


[Synology NAS のバックアップ・同期のまとめ]

バックアップツールHyperBackup:クラウドへのバックアップ機能もあるが、バックアップデータが特殊なファイルになるので、Amazon Drive にバックアップすると写真データとは認識されず、無料では5GBまでしかバックアップできません。

同期ツール Cloud Sync:同期するのでファイル形式はバックアップ元と同じ形式。プライムフォトとして認識されるので、プライム会員は容量無制限でコピーをクラウドに置くことができます。


[個人的総まとめ]
Amazonプライム会員は写真だけなら容量無制限かつ無料でプライム・フォト ストレージサービスを使えるので、これでNASの画像ファイルをSynologyの同期ツール「Cloud Sync」で、Amazonクラウドにアップロードして、バックアップとすることができます。

 注意1 あくまでも同期なので、不意な誤操作でクラウドのデータにも影響してしまうため、普段は同期を一時停止しておく。

 注意2 動画はプライム・フォトの無料分に含まれないので、5GBまでなら無料でアップロードできるが、それ以上はAmazonで容量追加(有料)するか、別の方法・クラウドサービスでアップロードする。

 注意3 Synology Cloud Sync では1つのクラウドに対して1つのタスクしか作成できません。

 注意4 Amazonプライムフォトでは1部のRAWファイルは対象外になっているので、その場合はNAS上のRAWファイルをあらかじめ Adobe DBG Converter で Adobe DNG ファイルに変換します。





 手順

1 パッケージセンター>バックアップ>Cloud Sync を選択して「インストール」ボタン


2 インストールが終了したら「開く」ボタン


3 Amazon Driveを選択して「次へ」


4 Amazonにサインイン


5 「OK」押下


6 「個人情報をhttp://10.0.1.5:5000にリダイレクトするけどこれがあなたのDiskStationのドメインなのか確認してね」と表示されるので→ 「Agree」ボタン


7 Amazon Drive に接続しに行く


8 「ローカル パス:」(アップロード元のSynology NASの欄)の右のフォルダアイコンをクリックしてSynology NASのフォルダを選択する。右下の「選択」ボタン


9 次は、同期する先のAmazon Drive のフォルダを作る。
(ここでは ルートフォルダ>SunologySync>00test2011フォルダという階層にして00test2011とSynology NASの同名フォルダを同期させるように設定する。)

「リモート パス:」(アップロード先のAmazon Driveの欄)の右のフォルダアイコンをクリック。
「ルートフォルダ」を選択してから右上の「フォルダの作成」ボタン。


10 適当なフォルダ名(ここでは"SynologySync")を入力して「OK」ボタン


11 同じように操作をして「SynologySync」フォルダの下に「00test2011」フォルダを作成する。
右下の「選択」ボタン


12 両方のフォルダの指定が終わったところ


13 同期方向:「ローカルでの変更のみアップロードします」(今回はバックアップの意味でアップロードするので NAS→ Amazon Driveの1方通行にしました)
  データ暗号化はしない。
  ソースフォルダ(DS116)で削除したファイルは、Amazon Drive場でも削除するようにする。


14 設定の確認画面


 スクロールした続きの画面


 左下の「詳細設定」ボタン
 設定の詳細確認画面 フォルダ


 設定の詳細確認画面 フィルタ
 ・「ファイルを同期しない:」に数字を入力するとそれ以上の大きなファイルは同期しないらしい。
 ・ここでビデオのチェックを外しておかないと同期してしまい、あっという間に無料5GBを消費してしまう。


15 「OK」ボタンでタスクのセットアップ完了


 「適用」ボタンで同期開始


16 同期終了


 中央の「管理」ボタンを展開して「同期を一時停止」を選択すると一時停止する(今回はバックアップのために同期させているので、誤操作によるファイルの消失を防ぐために普段は一時停止させておきます)






17 コンピュータのWebブラウザで Amazon Drive にアクセスして確認したところ






【関連記事】
Synology NAS DS116 をUSB外部ディスクにバックアップ
https://fujikuro.blog.so-net.ne.jp/2018-04-23

Synology DS116 速度比較
https://fujikuro.blog.so-net.ne.jp/2017-09-19

Synology NAS の初期設定と落とし穴
https://fujikuro.blog.so-net.ne.jp/2017-09-10



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Ujiki.oO

So-netブログ在籍中はお世話になりました。
So-netプロバイダーの解約によって、7月末にSo-netブログは削除されました。
コメントを戴いたことを感謝して、
「 So-netブログ 転出 Movabletype 」の3ワードで Google検索しますと、わたしの fc2 や WP の記事がトップページに表示され、So-netプロバイダーをキャンセルする前に So-netブログを転出させる方法を解説しております。
色々とありがとうございました。
by Ujiki.oO (2018-08-08 10:19) 

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