So-net,eAccessで我が家の無線LAN 4【無線LANルータ編】 [エレクトロニクス]
AirMac Extremeをブリッジ設定(ルータ機能をOFFにする設定)で既存ルータにつなげる方法です。こうすることでルータ機能が2重にならず、AirMac Extremeが無線LANのアクセスポイントとして働きます。
[関連過去記事のまとめ]
グレードアップ前後の無線LAN環境についてまとめてみました。
前半(グレードアップ前)の3部作です。(過去記事)
So-net,eAccessで我が家の無線LAN 1【レンタル編】
So-net,eAccessで我が家の無線LAN 2【カードの設定編】
So-net,eAccessで我が家の無線LAN 3【セキュリティ強化編】
後半(グレードアップ後)の2部作です。
So-net,eAccessで我が家の無線LAN 4【無線LANルータ編】 → この記事
So-net,eAccessで我が家の無線LAN 5【プリンタ共有編】
ネットワーク環境(So-netソネット,eAccessイーアクセス)を例にしています。
---グレードアップ後の環境---
プロバイダ(ISP) : So-net ADSL(eA) 12Mとくとく
モデム : ルータ機能付きモデム(Aterm WD701CV) + 無線LANルータ(AirMac Extremeベースステーション 802.11n 第3世代 FB763J/A)
デスクトップパソコン : DELL(WindowsXP)とiMacG5(Mac OS X 10.5)
ノートパソコン : MacBook Pro(Windows VistaとMac OS X 10.5のデュアルブート)
携帯電話 : iPhone 3GS
プリンタ : EPSON PX-5600
無線LANのスピードを速めるために、
無線LANカードレンタルをやめて、ルータを買うことにしました。
*既にルータ機能付きモデムがあるので、ルータが2重になってしまいます。
ルータ機能付きモデム(So-netからレンタルしているもの)のルータ機能をOFFにできるのかどうか調べてみました。
結論:eAccessはPPPoAなので、ルータ機能付きモデムが必須らしいです。
しかたがないので、ルータ機能をOFFにできる無線LANルータを買うことにしました。
結局、無線LANルータ(AirMac Extremeベースステーション)を買いました。
Appleの整備済製品ストアで定価16,800円の約4000円引きでした。
1年保証付きです。(^^)
(正規品はMB763J/A)
無線LANルータ(AirMac Extremeベースステーション)の同梱説明書と
オンラインマニュアルの「AirMac ネットワーク構成 の手引き AirMac ユーティリティ編」
http://manuals.info.apple.com/ja_JP/Designing_AirMac_Networks_10.5-Windows_JA.pdf
に従って設定しました。P.37
[ルータ(AirMac Extremeベースステーション)の設定]
既にネットワークにつながっているパソコンから、Ethernet経由で無線LANルータ(AirMac Extreme)にアクセスして設定します。
1. 無線LANルータ(AirMac Extremeベースステーション)のWANポートとスイッチングHUBのLANポートをLANケーブルでつなぐ(ちなみにスイッチングHUBをお使いでない場合は、既に設置してあるルータ/ルータ兼モデムのLANポートにつなぎます)
2. 無線LANルータ(AirMac Extremeベースステーション)の電源をつなぐ
3. 設定を行うパソコン(ここではiMacG5(Mac OS X 10.5))を起動しておく
4. 無線LANルータ(AirMac Extremeベースステーション)のランプがオレンジ点滅→オレンジ点灯
5. Mac OS X 10.5のAirMacユーティリティ(Ver.5.4.2)が自動で立ち上がる
続けるをクリック
6. 「AirMac Extremeの名前:」装置に好きな名前をつける
「AirMac Extremeのパスワード:」好きな英数字を入れる
このパスワードは無線LANルータ(ここではAirMac Extremeという装置)にアクセスするためのパスワードです
続けるをクリック
8. 「新しいワイヤレスネットワークを作成」続けるをクリック
9. 「WPA/WPA2パーソナル」を選択して
「ワイヤレスネットワーク名:」ネットワークに好きな名前をつける
この名前は”SSID”と呼ばれることもあります
「ワイヤレスパスワード:」好きな英数字を入れる
このパスワードはワイヤレスネットワークに入るためのパスワードです
”暗号化キー”と呼ばれることもあります
続けるをクリック
10. 「ブリッジモード」を選択
続けるをクリック
11. 「IPv4の構成:」「DHCPサーバを参照」を選択
これでルータ機能付きモデム(Aterm WD701CV)が、NATを使って無線LANルータ(AirMac Extremeベースステーション)に割り振ってくれたIPアドレスを使えるようになります
続けるをクリック
12. 間違いがないか確認して「アップデート」をクリック
13. 無線LANルータ(AirMac Extreme)の再起動をしばらく待つ
(再起動後ファームウェアのバージョンアップを促されたので、7.4.1から7.4.2にしました)
14. 正常に終了した時の画面
[パソコンや携帯電話、ゲーム機から接続してみる]
So-net,eAccessで我が家の無線LAN 2【カードの設定編】をご参照ください。
これでパソコンや携帯から無線でインターネットにつなぐことができるようになりました。
ノートパソコン(MacBook Pro)からの、ファイル転送やインターネットも速くなりました。
今までiPhoneのWi-Fi接続には波があって、速くなったり(信号レベル3本)遅くなったり(信号レベル1本)していましたが、常時3本でつながるようになりました。
映画予告も途中で止まることなく、観ることができるようになりました。
ルータを買って本当によかった... \(^∇^)/
さらに、セキュリティを強化するために、つなげる装置を限定しました。
[接続できるパソコンや携帯電話、ゲーム機を限定する]
パソコンや携帯電話、ゲーム機の一つ々に固有の番号を登録して、
見知らぬ機器から我が家の無線LANに接続できないようにします。
”MACアドレスフィルタリング”などと呼ばれることもあります。
"MACアドレス"は、"物理アドレス"や"Node ID"と呼ばれたりすることもあります。
1. AirMacユーティリティを立ち上げて画面上の「AirMac」その下の「アクセス」で、
「MACアドレスアクセス制御:」に「時間制限アクセス」を選ぶ
「+」ボタンを押す
2. 「MACアドレス:」無線LANに接続したいパソコンや携帯などのMACアドレスを入力
「説明:」分かりやすい名前を付ける
「完了」ボタンをクリック
<2012.3.18追記> 重要な設定が抜けていました。 上記で登録した端末以外がアクセスしてきたときに、接続を拒否する設定です。 ここではAirMac ユーティリティ(Ver.6.0)で設定していますが、以前のバージョンでも同様と思われます。 1. アプリケーション>AirMac ユーティリティ(Ver.6.0)>K-AirMac Extreme>「編集」 2. 「ネットワーク」タブ>「アクセス制御を使用」にチェック>「時間制御アクセス」ボタンをクリック 3. 「ワイヤレスクライアント:」の「制限なし(デフォルト)」を選択後、「ワイヤレスアクセスの回数」のメニューから「アクセスなし」を選択→「保存」ボタン→「アップデート」ボタンでAirMac Extremeが再起動される *「制限なし(デフォルト)」が「アクセスなし」のとき、何も登録していない端末は接続できない。MACアドレスを登録してある端末は接続できる 例)登録していないiPadから接続しようとしたとき |
*パソコンや携帯のMACアドレスを調べるには?
So-net,eAccessで我が家の無線LAN 3【セキュリティ強化編】をご参照ください。
*ルータが2重になっているかどうかを調べるには?
[2重ルータを確認する方法]
アプリケーション>ターミナルで以下を入力してEnter/return
"traceroute www.apple.com"
urlは任意で何でもOK。
(ここでは例として、我が家からwww.apple.comまでどこを通っていくのかの確認)
MacBook Pro:Retrospect okaasan$ traceroute www.apple.com
traceroute to e3191.c.akamaiedge.net (23.2.141.15), 64 hops max, 52 byte packets
1 warpstar-c50e5c (192.168.0.1) 1.458 ms 0.887 ms 0.883 ms
2 p99888a99.tkyea999.ap.so-net.ne.jp (121.999.99.999) 16.762 ms 14.512 ms 14.149 ms
3 121.999.99.999 (121.999.99.999) 13.773 ms 14.154 ms 13.862 ms
(略)
9 * * *
番号1で、自宅のパソコンから我が家のルータ機能付きモデムAterm WD701CVに到達した時間(ミリ秒)が分かる
番号2で、ADSL契約しているso-netのルータ(インターネット)に到達した時間が分かる
家の中のルータが2重になっていると、インターネットまでのルータが2つ(2行)表示される
*Windowsは"tracert"コマンド、Mac/Linuxは"traceroute"コマンド
*処理の中断は[Ctrl + C]ボタン
*Mac OSXの場合、アプリケーション>ネットワークユーティリティ>Tracerouteタブでも同様に調べられる
【参考ページ】
traceroute(tracert)~ネットワークの経路を調査する
http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/netcom/traceroute/traceroute.html
So-net,eAccessで我が家の無線LAN 5【プリンタ共有編】に続く