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初めてのMRI検査やりました! [病院]

詳しくは「MR骨盤腔(女性器)単造併用」です。
これは今回の入院中に撮ったCT画像から尿膜管遺残*が見つかったため、その精査の為に受けました。

*尿膜管遺残 persistent urachus(尿膜管の遺残により嚢胞が形成され、しばしば膀胱と交通する。 感染巣になりやすいほか、尿膜管腫瘍(特に腺癌)の母地となる点が重要である。 )

周りの人に「かなりうるさい」と聞いていたし、説明のとき看護師さんが「耳栓したほうがいいかも」と言ってたので、とりあえず耳栓用意していきました。

名前を呼ばれて検査室に入ると、とっても優しそうな看護師さんが「時計やヘアピンなどの金属ははずしてください」などといってくれます。

検査室の隅の更衣室でグレーの検査着に着替えて、いすに腰掛けて待っていると、今度は放射線の技師さんに呼ばれました。
技師「ふじくろさんはMRI初めてですか?」
ふじくろ「はい」
技「じゃ、ちょっとあれを見てください。(MRI装置を指し示す)あのドームのようなところに入っていきます。狭い場所は大丈夫ですか?」
ふ「はい、大丈夫だと思います」

MRI装置の検査台に寝て
技「手は胸の上で組んでください」と言われます。
(よかった!CTみたいに頭の後ろで組めといわれたら長時間もたないし、どうしようかと思った)

注)ふじくろは左腋窩リンパ節郭清したので、長い時間左腕を上方に上げておくことが出来ません。せいぜい3分ぐらいかな。

おなかの上にゴム状のおもりのようなものをのせられ、バンドをされて下腹部を固定されます。

技「検査中にもしも何かあったら、声を出しても聞こえませんので、これを押してください」
と、ゴムで出来たブザーのスイッチを手に握らされます。

検査代が装置の中に入っていき
技「これから1分音がします」
「ガガガガガガガ」やはり聞いていたとおりのうるささでした。
道路を電気ドリルで掘削しているときの音に似てなくもありません。
他にも何種類かの音が聞こえてきます。

一旦音がやみしばらくすると
技「これから3分音がします」と、また始まります。

音→休み→音を何回か繰り返して15分ぐらい経ったでしょうか。
検査台が一度もとの場所まで引き出されます。

技「じゃあ、これから造影剤を入れて撮影します」
ふ「はい」
看護師「先生が今来るのでちょっと待ってくださいね」
ふ「はい」

と、ここまではとってもとっても順調だったのです。
技師さんも看護師さんも恐がらせないように丁寧に説明してくれて、すごく優しかったです。

この後あんな目にあうとは...なんとなくいやな予感はしていたのです。
外待合で、白衣を着た彼が検査室から出てくるのを見かけたときから...

3~4分後、
Dr「お待たせしちゃってごめんね~」とやたらハイテンションな医師が来ました。
顔を見るなり(あ~、もうだめだー)と、こちらのテンションは一気に下がりました。
この先生は"腸閉塞"で病院のERに行ったときに診てくれた3人の医師のうちの(歳が)2番目の先生です。

そのとき点滴の針をさしてくれたのがこの先生なのですが、すごく痛かったのです。
ふじくろは血管が細いので、どなたがやってもうまくいかないのですが、この先生はムチャクチャ痛かったです。
結局針がさせなくて交代した年上の先生が一発で入れてくれたことを申し添えておきます。

Dr「(血管が)見えないなー」とブツブツ文句を言いながら針を刺しました。
痛かったけど我慢できる範囲でした。
Dr「あ~、これはだめだな~」と別の場所をしばらく探した挙句
ブスッと第2打。さしたときは痛くなかったけど中で血管を捜したので、飛び上がるほどの痛みです。
ふ「痛いーーーーーーーーー!!!!!!!!\(◎o◎)/ 
でも、おなかがバンドで固定されているので、実際は上半身が検査台の上でエビのように跳ね上がり
ドサッと検査台に倒れこむようなカッコウです。

半端じゃなく痛いです。
麻酔なしで虫歯をガリガリ削ったときぐらいの痛さです。

だめならすぐにあきらめて、別の場所を探してくれればいいんだけどな。
無理して中で血管を捜してもうまくいかないし、痛いだけなのに...

焦りとイライラで無口になった医師は、次の場所を探しながら
Dr「血管出てないからねー、もうあてずっぽうで行くしかないよ!!」と逆切れ。

第3打も失敗して、ふじくろはまた検査台の上で上半身だけ跳ね上がる。
映画「エクソシスト」状態です。
これ以上は無理だと思ったので
ふ「じゃあ、左にしてください」
Dr「うん、こっちなら出てるんだよなー」
で、左腕に針をさしたが、今度は造影剤が入っていかない。
Dr「うーーーん、入んないなぁ」とイライラしながら注射器の角度を変えつつ、何とか少しづつ入れている。

そしてついに時間はかかったけど、何とかめでたく造影剤が入りました。
このあとドームに入ってまた、音→休み→音を何回か繰り返してようやく終わりました。
横に来てくれた看護婦さんに
ふ「すいませんねー、手間のかかる患者で」と謝っておきました。
看「ううん」と微笑みながら首を横に振って慰めてくれました。優しい看護婦さんでよかったーー。

ここで「なぜ最初から左腕にしないの?」と疑問をもたれた方に
ふじくろは左腋窩リンパ節を郭清しているので、普段軽くむくんでいます。
これを浮腫といいます。
この状態で針をさすと浮腫が進むことがあります。そうなると腕が重く痛くなります。
常に1~2kgのおもりを腕に下げたような感覚です。
この浮腫はなかなか元に戻りにくく、効果的な治療方法もありません。
「浮腫はむくまないように予防すること」が最大の治療なのです。
だから、左腕にして浮腫が進む危険と、右腕にして失敗されて痛い目にあう危険を
天秤にかけなければなりません。(どっちにしろ、痛いんだが...)

検査室の椅子のところまで看護師さんが付いてきてくれて、
看「大丈夫? 気分悪くない?」
ふ「はい、....でも腕が痛い」
看「痛いよねー、見るからに痛そうだったモン。カットバンに換えてあげるね」
と、右腕だけ脱脂綿+テープからカットバンに変えてもらいました。
 

検査室を出てからもあまりの痛さにすぐに帰れず、病院のいすに30分ぐらい座って休憩しました
帰宅途中に寄ったスーパーでレジ袋を結ぶと、腕がズキズキ。
帰宅してから昼食のうどんを食べようとお箸でうどんをつかむとまたズキズキ。

その後しばらく家で休みました。トホホ...
苦労して撮ったMRIの結果は7/26に泌尿器科に行って聞いてきます。

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タグ:乳がん
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