良かれと思っても...

「あなたの勧めが患者本人を苦しめることも」というレポートが「がんナビ」（というがん全般的な情報サイト）に掲載されました。
がん患者の周りの人々が勧めるサプリメントや健康食品などが、患者自身にとって負担になっているかもしれないという内容です。



レポートの内容を詳しく知りたいと思われる方は、
（記事への直リンクが禁止されていますので、）TOPページへのバナーから入って下さい。↓




余談；このサイトで提供している「がんナビ通信」というメールマガジンを購読したり、サイトのRSS配信を登録しておくなどすると、いつでも最新ニュースを素早く入手できて便利ですよ。(^^)
（具体的な方法は文章にすると長くなってしまうので今回は割愛して、いつかここのブログでご紹介したいと思います。）


余談（愚痴）；直リンク禁止は「がんのことを知りたいパソコン初心者」のかたや、「信頼できるがん情報を、（パソコンの苦手なかたも含めて）１人でも多くのかたと共有したい」と考えているふじくろのような者にとって、親切ではないですね〜。(--;)


「がんナビ」のTOPページの「Report」の欄に該当記事があります。(2008.7.15)

見つからない場合は、「レポート一覧」というオレンジ色の文字をクリックすると、これまでのレポートの一覧が表示されます。





乳がんの場合はといいますと...
最新の「ザンクトガレン国際会議」でのガイドラインでは、
『乳がん治療としての補完代替療法は推奨グレードD』になっていました。


補完代替療法というのは、［伝統医学系統、民族療法、東洋医学、気功、レイキ、カイロプラクティック、マッサージ療法、精神療法、催眠、瞑想、漢方、サメ軟膏、食事療法、免疫療法などの先端医療などなど］です。


推奨グレードはA~Dまであって、Aが最高、Dが最低です。
【D・・・患者に害悪、不利益が及ぶ可能性があるというエビデンス（科学的根拠）があるので、日常診療では（医師が）実践しないよう推奨する。】



またこの国際会議に日本から参加された渡辺医師の言葉によりますと、「進行抑制や延命効果を示すエビデンスがないのに加え、アガリクスによって劇症肝炎を起こした例が報告されるなど、有害事象が起こる可能性があることも、Dがつけられた理由の１つになっている。」だそうです。


ふじくろの場合、補完代替療法はしたことないです。(^▽^)丿






【関連記事】
『アガリクスやサメ軟膏はがんに効く？』 2010.04.23

タグ：乳がん 乳ガン 乳癌 補完代替療法