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映画『INTO THE WILD』 [映画]

 
 
 
 
INTO THE WILD
イントゥ・ザ・ワイルド

公式ホームページ http://intothewild.jp/top.html
official site http://www.intothewild.com/

ゴールデン・グローブ(2007) 歌曲賞 エディ・ヴェダー “Guaranteed”(曲/詞)

予告(真ん中の三角マークボタンをクリックすると再生されます。それ以外のところをクリックすると別ウインドウで画像提供サイトが開きます。)
2:31


Director:Sean Penn
Cast:Emile Hirsch, Marcia Gay Harden, William Hurt, Jena Malone, Catherine Keener





実話に基づいた小説「荒野へ」(original : INTO THE WILD byジョン・クラカワー)を、
ショーン・ペンが監督・脚本した作品です。

余談; 過去にマドンナとの離婚問題で話題になったショーン・ペン氏ですが、彼がサム役を演じた映画『I am Sam』(2001年)はとても好きな映画です。(^-^)



1992年アラスカの地方新聞が報じた24歳の青年クリスの死が、事件の発端でした。 ヘラジカの狩猟に来た人が死体を発見したそうです。

アメリカの大自然の描写が息をのむほど美しく、これまで観た映画の中でも最高でした!

 
 
 
 
-------ここから映画のあらすじと感想です。まだご覧になっていない方はご注意を-------





死の2年前、クリス(エミール・ハーシュ)は大学を卒業してすぐに旅に出ました。

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卒業祝いに新車をプレゼントしてくれるという両親に反発し、
物で満たされる生活に違和感を覚える彼は、IDカード(身分証明書)やお金を捨て去り旅に出ます。
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ヒッピーたちと交流するクリス。
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身寄りのない老人ロンから養子の申し出を受けます。
【カリフォルニアのソルトン・シティのロン・フランツ老人を演じたハル・ホルブルック氏が本作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。】
(左のブルーシャツの老人がロンです)
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サウスダコタ州で農場を営むウェイン(ヴィンス・ボーン)に社会への不満や自分の理想を熱く語りますが、
「頭でっかちになるな。」と諌められます。
(左のボーダーシャツの人がウェインです)
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アラスカの荒野で彼は、小動物を狩り、野草を食べて生活しはじめました。

物が溢れた社会に対する反発....かもしれません。

大学卒業までの人生で、(仮面夫婦を装っていた)両親、偽善者、政治家たちに失望し、厭世観を強めていった彼は、アラスカの荒野でたった一人で生活します。



一方、離婚問題を抱えていた両親は、クリスの失踪をきっかけに絆が生まれていきます。
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もちろん電話も郵便もありません。
何にも束縛されない孤高の人です。


ところが、この自由で最高に自分を見つめなおすことができる生活には、
彼の想像できなかった罠が待ち受けているのでした.....




intothewild.jpg





映画の後半、日記を書く彼の手元のアップショット。
そこには「lonely」「scared」の文字が写し出されています。


そして死の直前、彼が記したのは、
Happiness only real when shared
(幸せは分かち合って初めて幸せになる)


心に深く突き刺さった言葉でした。
こんなに響いてくる言葉に巡り会ったのは、半生の中でも数えるほどしかありませんが.....(*^ー^*)





個人的評価 星5つ★★★★★が最高です。
映像美   ★★★★★
音響    ★★★
ストーリー ★★★
総合    ★★★
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コメント 14

keykun

こんばんは。^^
五つ星~最高ランクの映画ですね。^^
予告の映像を見るだけでも、無垢な人生の歓喜と懊悩が伝わるようです。^^
矢張り、動画のダイナミズムでしょうか・・・。^^)v
by keykun (2008-09-18 22:12) 

ふじくろ

>>keykunさん
アメリカの大自然の美しさは本当に最高でした。
特にアラスカのロケでは大変苦労されたらしいですが、そのおかげで大スクリーンで自然を満喫できました。(^◆^)
映像美だけは「こんな映画を観たかった」と思えるほどでした。(´▽`)

by ふじくろ (2008-09-19 00:35) 

ぽんこ

大スクリーンでみたいですね。
by ぽんこ (2008-09-19 08:44) 

f-design

こんにちわ、この予告編から目が離せませんでした。これは私のツボだと思いますが、ロードムービーのような要素がちりばめられていそうですね。絶対見に行きますよ。よい映画のご紹介、ありがとうございます。
by f-design (2008-09-19 10:52) 

ふじくろ

>>ぽんこさん
映画『画家と庭師とカンパーニュ』"http://fujikuro.blog.so-net.ne.jp/2008-08-27"にもコメント戴いていたのに、気がつかなくてすみませんでした。m(__)m

『INTO THE WILD』を大スクリーンで観て、景観の美しさに圧倒されました。(^-^)



>>f-designさん
チラシには「自分をぶっ壊す旅」と表現されてました。
青年と旅...主人公とは親子ほど年代が離れていますが、なんだか少し気持ちがわかるような気がしました。(´▽`)
by ふじくろ (2008-09-19 12:53) 

pen

先日はご訪問ありがとう!
たくさん映画見られているんですね。

最後の言葉はとても心に残りますよね。
ジョン・クラカワーの原作読まれましたか?
とってもお勧めですよー。

by pen (2008-09-19 16:12) 

ふじくろ

>>miopapaさん
niceありがとうございました。




>>penさん
こちらこそ、コメントとご訪問ありがとうございます!
最近劇場のポイントカードを作りまして、映画三昧です。(^◇^;)

Happines....が心にズシンときました。
「原作を読みたい!」と思って、図書館のサイトで早速予約しました。(´▽`)
でも、予約数34で4ヶ月待ちくらいになりそうです。(T_T)
by ふじくろ (2008-09-20 00:04) 

riku

5星の映画だ!是非見に行きます!
by riku (2008-09-20 00:16) 

rira

幸せは分かち合って初めて幸せになる
喜び合える人がいる幸せ
自分のことのように喜んでくれる人がいる幸せ
自分のことのように喜こべる人がいる幸せ
by rira (2008-09-20 14:26) 

ふじくろ

>>rikuさん
えっと、殆ど主観ですが、映像美は文句なしの5星でしたが総合は3星だと思いました。本当に自然が美しかったです!
総合で3星としたのは、「LONELY」「SCARED」がもうちょっと緻密に描かれていると現実感が増したのかなぁ...と思ったからです。(^◆^)



>>takemoviesさん
niceありがとうございました。
by ふじくろ (2008-09-20 14:29) 

ふじくろ

>>riraさん
そうですね〜、生まれ育った環境から人間不信になり、社会悪に反発していたクリスが辿り着いた帰結「Happines...」は、すばらしい言葉だと思いました。(^◇^)
映画鑑賞以来、何度もかみしめています。
by ふじくろ (2008-09-20 14:53) 

non_0101

こんばんは。遅ればせながらおじゃまします!
本当に自然の美しさが印象的な作品でしたね。
そして本当に厳しい世界でした…
“Happiness only real when shared”も心に来ました~
まだ哀しくて原作は手に取れないですけど、いつか挑戦してみたいです☆
by non_0101 (2008-09-24 00:14) 

ふじくろ

>>non_0101さん
ようこそ、こんにちわ!
故クリスは自然の中でのサバイバルは得意だったと、どこかで聞き及んだのですが、
それでもやっぱりあの大自然の中の孤独は辛かったでしょうね。
その辺のところを原作で読みたいのですが、図書館の順番が廻ってきません。(;_;)
by ふじくろ (2008-09-24 19:22) 

ふじくろ

>>shinさん
niceありがとうございました。
by ふじくろ (2008-10-17 14:59) 

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