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『乳がん体験記2009 (2) 入院1日目』 [乳がん体験記]

 

『乳がん体験記2009 (1) 入院準備』の続編です。


【注】--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
このページは普段のブログ記事とは分けて、「体験記」として過去の出来事を書きました。

これまでの経過;
2000年 1回目の手術(左乳房温存術+左腋窩リンパ節郭清)
        ⇒ 過去記事『『乳がん体験記(0) はじめに』』をご参照ください

2003年 2回目の手術(両側乳房切除術のみ)

2009年 右腋窩リンパ節郭清 ⇒ このblog記事です
      1月にCTで右腋窩リンパ節腫大がみつかりました
      納得できる治療を受けるためセカンドオピニオンに行きました
        ⇒ 過去記事『セカンドオピニオン 乳がん編1,2,3』をご参照ください
      4月に転院し右腋窩リンパ節郭清
      

これは一般個人の体験記です。同じ乳がんでも受ける治療は様々なことにご留意ください。
一部、癌に詳しい方向けになっている記述もあります。適当に読み流して下さい。
自分の体験談が、どこかの誰かの役に立つかも...という気持ちを込めて書きました。
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2009.4月中旬 (入院1日目、手術前日)



朝入院手続きを終えて、お部屋に案内して頂きました。


[お部屋の入り口と病室内]
プライバシーに配慮されていて、部屋番号のみで名前の表記はありませんでした。
Fig5.jpg     Fig1.jpg





[ユニットバス]
バスタブはありません。バスタオル、フェイスタオル、ハンドタオルを毎日交換してもらえます。
Fig2.jpg





[昼食と夕食]
Fig3.jpg    Fig6.jpg





[アルコール綿禁止の張り紙]
消毒用アルコールにかぶれてしまうので、看護師さんが貼ってくれました。
Fig7.jpg





[マーク]
研修医の先生の回診「気分はどうですか?」
ふじくろ「緊張してます。」
研「そりゃぁ、まぁ誰でも緊張するよねー。」
ふ(あら?別のことを聞かれたのかしら?)
研「手術するのはどっちですか?」
ふ「右です。」
という会話の後、青いマジックで身体にマークしました。("Ax"と描いてあります。)
たぶん、左右を間違えて手術しないようにするためだと思います。
Fig8.jpg


先生が聴診器をあてたとき
研「はい!! リラークス!!! リラークス!!!」と大きなかけ声が....
ふ(あのー、先生が一番緊張してますけど.....?)(*´▽`*)

翌日、この先生に大変痛い目に遭わされるとは、このときは想像できず......(--;)





[執刀のE先生の回診]
「明日CVポートを入れる。」とのご説明。
注)両側乳がんなので点滴で腕に針を刺すことができず、足に針を刺すのは不便なのでCVポートを提案されてました。

一度入れたらたとえ点滴治療の必要がなくても、永久に入れてないといけないそうです。
うーーん。(;_;)
正直とっても悩みました。
点滴治療が必要になるかどうかまだわからないし....
ヘパリン流すために通院回数が増えるし....
入れても当分は無駄になっちゃう可能性もあるし.....
でも、入れるなら明日の腋窩リンパ節郭清のときに同時にしてしまったほうがいいし.....

結論:今回はCVポートは入れないことになりました。点滴治療が必要になったら、そのときまた手術して入れてもらうことに。(^^)


この日、最大限に心配だったことは2つでした。
1. 目視や触ってみて確認できるようなリンパ節の腫れは、どのレベルに何個あるか?
2. 神経、脈管がどこまで温存できるか?
メモに書いたものを先生にお見せしました。
この気持ち、先生に伝わったかしら? (*'ー'*)





[麻酔科のH先生の回診]
○ラリンゲルマスクを使うが、合わないときは気管挿管にする。
○ノドの機能が回復するのは3〜5時間後
などなど具体的に詳しくご説明いただきました。
この詳細な説明が安心感に繋がりました。先生に感謝です。(^^)

ちなみに過去2回の手術時は気管挿管でした。
麻酔から覚めたとき、ノドがとーっても痛かったです。





[手術室の看護師さんの回診]
「(今夜)どうしても眠れないときは、無理に眠ろうとしなくても大丈夫ですよ。」
「手術室ではずっと私たちがそばにいますからね。安心してくださいね。」
「手術のことで不安なことや気になることはありますか?」など、
安心して手術が受けられるように、とても丁寧にいろいろお話ししてくださいました。
手術室の看護師さんに感謝です。(^^)




他にも血圧や体温を測ったり、手術前日は結構忙しいです。




とにかくそんなこんなで、陽は暮れていくのでありました。
[お部屋の窓から]
Fig4.jpg





続く..... ⇒ 『乳がん体験記2009 (3) 手術の日』

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コメント 14

keykun

こんばんは。^^
言葉の端々からも、緊張感が伝わってきます。
メスを入れるのも麻酔も嫌ですよね・・。^^;
バスユニットが~部屋に在るのですね・・。^^)

by keykun (2009-04-28 19:09) 

ふじくろ

>>keykunさん
そうでしたか、 緊張感が伝わりましたか?(^^)
おっしゃる通り、メスも麻酔もNo Thanksであります。
以前の大部屋入院のときは共同風呂で、男女別に1日おきにしか使えませんでした。
今回はお部屋についていたので大助かりです。(*´▽`*)
by ふじくろ (2009-04-28 20:35) 

duke

ゴージャス!お金もかかるのでしょうが、辛い状況に癒されますね。
リラーックス君、何をやらかすのやら・・・(・_・;
by duke (2009-04-28 22:23) 

ふじくろ

>>dukeさん
お食事は普通でしたけど、お部屋は快適でした。(^^)
お金のことを除けば、少しでも不安を軽くできる状況だと思います。
リラーックス君....nice!ネーミング。続編で使わせていただきます!(^◆^)
by ふじくろ (2009-04-28 22:33) 

ふじくろ

>>pekorin23さん
niceありがとうございました。
by ふじくろ (2009-04-28 22:34) 

pekorin23

こんにちは                 
バス付の個室、便利ですね。
快適な個室と、手術室で好きな音楽をかけてくれたり、先生からの詳しい説明や看護師さんとのお話など、細やかな配慮もしてくれて、不安な手術前の時にも、少し安心して治療を受けられそうですね。
お大事になさってください。

by pekorin23 (2009-04-28 22:42) 

向日葵

何も出来ません。

ただ「応援」のエールと「お祈り」だけです。
その意味で  `nice!` 押しておきました!
by 向日葵 (2009-04-29 02:33) 

ふじくろ

>>pekorin23さん
あら、タイミングがずれてしまいました。
すみません。
やっぱり何回手術してもそれぞれ違った不安がつきまといます。
でも、周りの方のサポート&応援で、気持ちも軽くなったりしてます。
お見舞い、ありがとうございます。(*^ー^*)



>>向日葵さん
「応援」のエールと「お祈り」だけで、もう十分嬉しいです。
少し力が湧いてきます。
心のこもったniceありがとうございました。(*´▽`*)

by ふじくろ (2009-04-29 02:50) 

ぽんこ

看護婦さんの言葉ひとつひとつが身にしみちゃいますよね。
by ぽんこ (2009-04-29 21:47) 

ふじくろ

>>ぽんこさん
そうですね、本当に丁寧な説明&励ましで感謝しています。(^^)
by ふじくろ (2009-04-29 22:12) 

miopapa

今日も、お伺いしましたのつもりで
 まず、安易にnice!は押したものの
  入院され、これから手術を受けられるのに・・・反省してます!
それに、年はとってても何とお声かけすればいいのか・・・
    こころから、向日葵さん同様 応援しています。

            もし、私が入院したら
              もうそれだけで、
                ブログに紹介する勇気も心の余裕もなくなってるかも
by miopapa (2009-04-30 10:03) 

minaka.707

こんにちは(*^~^*)ゝ
いいお部屋ですね☆
CVポートというのがあるんですね。Σ(´Д` )
点滴専用管になるんですか?
便利そうだけど、外す事ができないのがていこうありますよね。。
でも初めて知ったので勉強になります。(*´ー`*)
by minaka.707 (2009-04-30 16:22) 

toto

初めまして
乳ガンの発生率はどんどん高くなっているようですね。
早く良くなられるよう応援いたします。



by toto (2009-05-02 17:13) 

ふじくろ

>>miopapaさん
安易でも何でもOKです。
そうですよね、経験していないとやはり声を掛けづらいことってありますよね。
お気持ちだけ、niceだけで十分嬉しいです。(^^)
そんなに気を使って頂いて、なんだか恐縮です。
今回の手術そのものは脳や心臓のそれと違って、そんなに危険な手術という訳でもないので、その点では気楽な部分もあります。(*´▽`*)



>>minaka.707さん
そうなんです。点滴のための器具の埋め込みです。
採血もできなくはないらしいですけど....
物理的に外すことはできるんですけど、外す意味がないのでずっとつけっぱなし...という理屈らしいです。(^◇^;)
点滴には確かに便利なんですけどね....やっぱりできればしたくないなぁ....



>>totoさん
はじめまして、こんにちわ。(*^ー^*)
そうですね、乳がんは20人に1人とも30人に1人ともいわれてますよね。
応援ありがとうございます。

by ふじくろ (2009-05-04 02:47) 

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