映画『いま ここにある風景』

Manufactured Landscapes
いま ここにある風景
公式ホームページ　http://imakoko.cinemacafe.net/



ACTORS : Edward Burtynsky
DIRECTER : Jennifer Baichwal

中国を訪問したカナダ人写真家、エドワード・バーティンスキーを追ったドキュメンタリー。
予告編（.movを再生できるプラグインが組み込まれていない場合は、再生できないかもしれません）

ダウンロードは🎥こちら

小学生だった頃、（何十年も前の事です）
社会科の授業などで、何度も見た映像そのものの感じでした。
（世代の異なる方には意味不明でごめんなさい）

あのころの日本、
国の経済が急成長している時、

工場は大気汚染物質をまき散らしながら稼働し、
有害物質が河川に流れ込み、

道路には急激に車があふれるようになって、
ダムがあちこちで作られた。

土地も給料も物価も、
何もかもがうなぎ上りでした。


「畳にちゃぶ台」を捨てて「ダイニングテーブルにチェア」
氷で冷やしていた冷蔵庫から、電気で冷やす冷蔵庫へ...


そんな時代の日本のありようが、いま中国で再現されている。
今夏のオリンピックも追い風となって、いままさに全速力で走っている中国の姿を見てきました。


バーティンスキーさんの言葉で共感したのは「産業を肯定もしないし否定もしない」です。
あるがままの風景を写した...それが心地よかったです。

個人的評価　星５つ★★★★★が最高です。
映像美　　　★★
音響　　　　★
ストーリー　★★
総合　　　　★★

＊音響については鑑賞した劇場（東京都写真美術館ホール）特有のものと思われます。
音像がかなり高く（天井付近）に定位してしまい、違和感がかなり大きいです。
劇場としては天井が低く、スピーカーが天井近くに配置されていてバランスが悪いためかな？

コメント 8

おはようございます。＾＾
東京オリンピック以前の日本の様子ですね。＾＾；
出稼ぎ労働者が都市に集中し、倍々で月給も諸物価も上昇を続けた、垂れ流しの公害の時代ですね。＾＾；
中国の現状を批判的に見ることも。
何時か来た道だと謂うことを思い出しながら・・。
私は親から聞いた話で・・・経験などは・・・。　＾＾；；
何の言い訳を・・・。　いい映画を見られたデスネ・・。＾＾）V

by keykun (2008-07-19 07:51) 

映像で昔を振り返るって
時々必要な気がします。
by ぽんこ (2008-07-19 10:26) 

>>keykunさん
あ、そうですね、映画は東京オリンピック前後の日本みたいな感じでした。
ふじくろも子供だったので、「高度経済成長」が、あまり実感としてはないです。(^ー^;
でも小学校の授業でさかんに「公害」という言葉が出てきたのを覚えています。

いつか来た道...なんですね...
「これでいいのかな？」と考えてみたり...



>>yookoさん
niceありがとうございました。



>>ぽんこさん
振り返ることって必要なんですね...
素敵なコメント、ありがとうございました！　(^^)
by ふじくろ (2008-07-19 11:54) 

>>kasamaさん
かつて公害問題は、殆どその国で解決する問題でした。
現在インド、中国での経済成長が著しく、それにともなってCO2の排出や海洋汚染などの地球規模の問題になっているとききました。
映画では「（世界の）石油パーティの最後のほうで加わった中国はいつまで踊り続けられるか...」と、表現されていました。
by ふじくろ (2008-07-19 20:09) 

昔の事は良くわかりませんが日本もこんな時代があったんだ！！
by riku (2008-07-19 22:21) 

>>rikuさん
ふじくろも昔のことはよくわかりませんが（笑）小学生のときによくこんな感じのTV番組や授業のビデオを観たように覚えています。(^^)
by ふじくろ (2008-07-19 22:50) 

一言でコメントできない
たくさんの問題がありますよね
自国はそうして進歩？してきて
他の国のこと･･･
でも環境も･･･
by rira (2008-07-20 21:30) 

>>riraさん
本当におっしゃる通りなんですよね、ふじくろも同じ思いです。
「まったなし」と言われている地球環境を考えると、この映画は複雑な思いにしてくれました。(・_・)
by ふじくろ (2008-07-21 00:18)